設備情報(1)「溶接用3D定盤」

溶接用3D定盤

設備情報(1)「溶接用3D定盤」

今回から江原製作所の設備についてご紹介したいと思います。

できるできると言っていても「何を」「どの様に」使うからできるのか?と言うところですね。

第一回目は「溶接作業用3D定盤」について

溶接作業をしていると必ずと言っていいほど問題になるのは「溶接歪み」ですね!

仮付けまでは綺麗だったのに本付けしたらアチコチ歪んで修正に溶接の時間の3倍かかったなんて事がたまにありますよね。(「そんなの腕が悪いだけジャン」て言われそうですが私は実際そんな経験あります。)

そんな溶接歪みの問題を素晴らしく軽減してくれるのが「溶接作業用3D定盤」です。

この製品新潟の会社が代理店で販売しているドイツ製の定盤なんですが、使って見ると本当に優れものなので紹介しようと思います。(特に宣伝云々で何かあるわけではありませんョ)

3D定盤使用例
3D定盤でクランプした状態

写真の様に本体に沢山穴が開いていますが、此処に専用のクランプ等を固定して自由に押さえる事ができます。使い方次第でどこからでも押さえる事ができるので、溶接時の固定が非常に短時間ででき、更に本体の強度が抜群な為溶接の熱が本体に分散してくれることで、溶接歪みを最小に抑えることが可能です。

本体にグリッドラインが引いてあるので位置だし、再現性も良好です。

そして錆とかスパッタに対して驚くほど強いと言う事が特筆すべき事だと思います。

本当にスパッタ付かないんです!(もし付いても簡単に取れます)

デメリットは本体の穴のおかげで小物部品が落っこちたり、靴下にスパッタの穴が開くことぐらいです。そのため弊社では定盤下面に落下防止の引き出しを取り付けて(自作です)対応しています。

江原製作所の「短納期」「高品質」を支え続ける「3D定盤」

値段は高いですが、それ以上のメリットを与えてくれる製品です。

冶具+3D定盤
3D定盤に冶具をセットした状態

 

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